人には「自我」があり、「煩悩」があり、何よりも(私を含めて)「俺って、私って正しい」と思うやっかいな生き物でもあります。
煩悩は上座部仏教では1500以上、大乗仏教では108あると言われています。大きく分ければ欲と怒りと無智になります。
なので、当然「多欲、不知足」で思い通りにならないことばかり。
人生は思い通りにならないもの。それを2,500年以上前に発見したのがブッダ(釈迦牟尼世尊)。人生は苦(思い通りにならない)であると言いました。
生老病死、愛する人との別れ、嫌な人にも会わなきゃいけない、欲しいものが手に入らない、欲に限りがない。
ずっと寝てると背中が、ずっと座っているとお尻が、ずっと立っていると足が痛くなってきます。息を止めると苦しいし、お金が欲しくても思い通りの収入にならない、痩せたいけど痩せられない。
一般人が生半可にポジティブシンキングしてもそう上手くはいきません。京セラ創業者の稲盛和夫さんが言うように、潜在意識に入るような情熱やそれにともなう実践が必要になります。まあそれが普通に出来ればポジティブシンキング自体入らないかもしれません。とはいえ、言霊があるのでプラスの言葉を使うのはいいことですよ。
人生は思い通りにならない。それがわかっている人だけ対策がとれます。ブッダ(真理に目覚めた人)でいえば「少欲知足」とか「すでに存在しない過去に執着せず、まだそうなるかもわからない未来に妄想せず、今をより善く生きなさい」「より善くは自分にとっても、他人にとっても、社会にとっても役に立つ善い行動を実践しなさい」ってことだと言われています。
何事にも動じることなく心穏やかにも大事。
仏教には縁起や因果の法則ってありますから、善いことをすれば善いことが、悪いことをすれば悪いことがすぐにではないにしろいずれ自分や家族に返ってきます。
原因と結果の法則については多くのビジネス書でも語られていますよね。
学ぶはまねることなので、とりあえず偉人や成功者の真似をしてはいかがでしょうか?
私は募金をほぼ毎日します。石油王ロックフェラーが若くて貧しい頃からしていた習慣。ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットもしていますよね。
米国人は大富豪を除いても年間平均で13万円も寄付行為をするそうです。日本人は大富豪を含めても数千円ではないでしょうか。
その差がでているのかもしれませんね。日本人も米国人並みに寄付行為をしていれば今も経済力がすごかったかもしれません。
日本人はいい人ばかりです。なのでほんの一部いる悪人には騙されやすい。寄付行為といっても騙されないようにしてくださいね。
写真は、北陸新幹線開業後の金沢駅前のイベント。いつまで観光客は来てくれるかですね。初めて来たけど、行って良かったを増やさないと・・・。